本計画では、金融機関としての視認性を高めつつ、地域の「場所」の豊かさを際立たせることを目指している。敷地は湯の山街道に隣接し、背後には起伏に富んだ御在所岳がそびえ立っている。山々と調和するように「斜め棟の伸びやかな屋根」を設けることで、交差点への視認性を最大限に確保しつつ、周囲の山々との一体感のある景観を創出した。夜間には軒下をライトアップすることで地域のランドマークとなる計画とした。また、大きな屋根の軒下にはキッチンカーなどのイベントを開催できるスペースを設け、地域住民が利用できる場を提供し、寛容さを兼ね備えた建築を実現している。
(上西真哉、犬飼高嘉)
(上西真哉、犬飼高嘉)
| 所在地 | 三重県三重郡菰野町宿野字神明田 |
|---|---|
| 設計・監理 | 伊藤建築設計事務所 |
| 施工 | 大宗建設 |
| 延床面積 | 437.15m² |
| 構造規模 | S造、平屋 |
| 工期 | 2024年4月~2024年12月 |
※(一社)日本建築協会『建築と社会』2025年3月号より抜粋
