株式会社伊藤建築設計事務所

interview

建築担当

R. KNagoya Office

都市環境学専攻修了
2019年入社
一級建築士
名古屋本社勤務

これまでに関わったプロジェクト

 弊社としては数の少ない、設計3年監理3年といった長期スパンの物件2つに携わっています。1つ目は小学校の改修・増築工事です。基本計画の段階から監理が始まった現在も、小学校の先生方や教育委員会の方と何度も話し合いを行っていますが、多くの要望が挙がる中でそれらを整理して設計や現場に反映させることの難しさを痛感しています。2つ目は事務所ビルの新築工事です。高層で規模の大きい物件のため、関係する法令も多く、申請業務だけでも1年以上かけて行いました。長期スパンの物件は一見すると時間に余裕があるように感じますが、スケジュール管理を徹底し、先を見越して今何をすべきか常に考えながらコツコツと行動することが必要だと感じ、心掛けるようにしています。

建築設計の魅力

 建築設計は一度として全く同じ作業の繰り返しがなく、敷地や設計条件、関わる方々によって毎回その物件に適した設計をご提案し、何度も議論や検討をした結果がそれぞれの"建築物"として形になることが魅力だと思います。また、一言で建築設計と言っても、お施主様の要望を最大限引き出して設計図として具現化するだけではなく、コツコツと現地調査や細かな図面作成をすることや、会議の中で飛び交う多くの方々の意見や要望をまとめること、法規等の専門的な知識、空間的イメージ、内装外装材の選定による色彩感覚等、求められる能力が多いです。それが建築設計の魅力であり、やりがいを感じると共に難しい面であると感じています。

大切にしていること

 私はその建築物を利用する人々や、その地域についてより深く知った上で設計を行うことを大切にしています。常に利用者のことを考えており、設計案を考える際に行き詰まったり、議論の中で意見がまとまらない際は、利用者の目線になって何が最善策か考えるようにしています。ある地域の文化センターの基本設計を担当させて頂いた際、その地域には一年に一度の祭りがあることを知り、私も実際にその祭りに足を運びました。祭りの歴史を学ぶ講座にも参加し、直接地域の方から話を伺いました。祭りの盛り上がりや地域の人々の熱意を肌で感じ、長年大切にされている祭りであると強く感じ、これらの経験や知識を活かした設計を提案することができたことから、以降この考えを大切にするよう心掛けています。

挑戦したいこと

 今後は、お施主様の要望や期待を超える設計を積極的に提案していきたいです。これまで携わってきた物件が少なく、まだまだ経験が浅いため、現在はお施主様の要望に対して的確に応えられるような設計をしようと精一杯励んでいます。より良い建築物を目指していく為には、お施主様の要望を最大限引き出し、要望以上の設計をしていくことが大切だと思います。今後様々な物件に携わらせていただく中で知識と経験を積み、より良い設計を積極的に提案していけるよう励んでまいります。

夢を叶える
職場で
ありたい

dream comes true