▷カインズ矢板流通センター ―2011年竣工・栃木県矢板市
天窓照明

これまでのトップライトは、明るい範囲は限られ、夏には暑く感じられるものであった。トップライトの直下に拡散板を挿入することで、明るさの均斉度、断熱性、結露水滴落下防止が図られた。さらに、照度分布計算手法が開発されたことで、必要照度に応じた配置を検討できるようになった。
- 照明電力の削減
- 照度均斉度の向上
- 作業熱環境の向上
設置列数 12列
設置間隔 平均10.75m
設置延長 750m
トップライト幅 1,000mm
必要照度 200 lx
操業期間 8時~18時
目標消灯時間 操業時間の70%以上
照度分布図
照明器具と同様に、照度分布計算手法(特許出願中) により、配置を決定。
(資料提供:静岡県工業技術研究所)


実証調査(2011/4~2012/3)
この天窓照明プロジェクトに参加したメンバーは、建築主(株)アイシーカーゴ様の協力を得て、およそ1年にわたって各種の調査を行った。この調査により、天窓照明として機能確認、省エネルギー効果測定、他の施設への応用などが期待される。
参加メンバー
静岡県工業技術研究所(a)
(株)スカイプランニング(b)
東芝ライテック(株)(c)
(株)伊藤建築設計事務所(d)
- トップライト照度分布調査(a・b)
- 照明電力削減量調査(c)
- トップライト熱環境調査(d)
- トップライト褪色調査(d)
